はじめてのゴルフ場

コースデビューの前に知りたい!ゴルフ場での一日の流れ

さあ、いよいよコースデビュー!

初めてゴルフ場に行く方は
何をすればいいのか、予想もできませんよね。

はじめてのゴルフ場で
迷ってしまわないように
おおまかなゴルフ場での一日の流れを説明しましょう。

ゴルフ女子のコースデビューに必要な持ち物リストゴルフをはじめて とうとう、ゴルフ場に行く日が決まりました。 そうです。コースデビューです! でも、初心者の方は何を用意したら...

出発

ゴルフ場には
スタート時間の1時間前には到着するようにします。
少し早いように感じられるかもしれませんが、
ゴルフ場に着いてからスタートするまで
着替えをしたり、練習をしたり、
ティーイングエリアまで移動したり・・・と
いろいろとすることがあります。
気持ちに余裕を持ってスタートできるように
特にゴルフ場に慣れていない初心者は
1時間前到着を目指しましょう。

自分で運転していく場合は
渋滞することも考慮して余裕を持って行ってください。
電車で行く場合も
電車が遅れることや乗り換えを間違えることなども想定して
余裕を持ったスケジュールにするといいでしょう。
とにかく、ゴルフのマナーでは
遅刻することは厳禁です。
(日常生活でもそうですが・・・)
遅刻をしてしまうと、心に余裕がなくなってしまいます。
ただでさえ緊張する初ラウンド。
特に遅刻をしないように気をつけましょう。

ゴルフ場に到着

自動車で行く場合

自動車で玄関に到着したら
キャディバッグと
着替えなどの入ったボストンバッグ等を
(ここからボストンバッグといいます)
トランクから降ろします。
ゴルフ場のスタッフさんには
「おはようございます!」と元気よく挨拶をして
気持ちよくゴルフ場での一日をスタートしましょう。

最近は玄関にスタッフさんがおらず
自分でキャディバッグ等を降ろすゴルフ場も増えてきました。
その場合は、キャディバッグを置く場所があるはずですので
そこに置いてください。

キャディバッグは、
スタッフさんが置く、自分で置くに関わらず
そのままスタッフさんが
スタートエリアまで運び
当日使用するカートに積んでくれますのでご安心を。
ボストンバッグ等を
トランクにあった場合は
入口の横の台や棚に置いてあるはずです。

自分が運転していない場合は
その人が駐車場に車を停めている間に
自分のボストンバッグ等を持ってクラブハウスの中に入りましょう。
自分が運転してきた場合は
駐車場に車を停めてきてから
入り口横に置いてくれているボストンバッグ等を持って
クラブハウスの中に入っていきます。

電車などで行く場合

電車で最寄り駅まで行き、
ゴルフ場のバスやタクシーでゴルフ場に到着した場合は
キャディバッグは事前に宅配便で送っていることが多いと思います。
その場合は、
到着したら玄関にいるスタッフさんにご挨拶をして
そのままボストンバッグを持ったまま
クラブハウスの中に入ります。
もし、キャディバッグを持参している場合は
車で行く時と同様に
キャディバッグをスタッフさんに渡すか
指定の場所に置くようにしてください。

フロントでチェックイン

クラブハウスの中に入ると
ホテルのようにチェックインカウンターがありますので
そこへ向かってください。


カウンターでは、
来場受付カードに氏名、住所、電話番号などを記入します。
受付カードを渡すと
ロッカー番号の書かれたスコアカードホルダーをもらいます。


この番号は、当日使うロッカーの番号です。
スコアカードホルダーに鍵がついている場合は
その鍵でその番号でロッカーを開けて使ってください。
ゴルフ場によっては
鍵ではなくロッカーの扉で
暗証番号をセットして使うタイプのロッカーもあります。

当日の自分のロッカー番号は
レストランでの食事や
ショップでの買い物をする際に
スタッフさんにお伝えしなくてはいけません。
そうすることで、
ゴルフ場内で使った費用を
チェックアウトの時に
プレー代と一緒に精算することができます。

ゴルフシューズを
宅配便で一緒に送った方は
チェックインが終わったら
ロッカールームに行く前に
スタッフの方に送ったキャディバッグ置き場の場所を聞いて
シューズを取りに行きましょう。

貴重品を預ける

ほとんどのゴルフ場には
フロントの横やロッカーに入口近くに
貴重品ロッカーというものがあります。
ゴルフ場では
レストランやショップでの利用分は
ロッカー番号で管理して
(ロッカー番号に“つける”と言います)
チェックアウト時に清算します。
そのため、いらないお財布等の貴重品を預けるために
貴重品ロッカーが備えてあります。

お財布の他に高価な時計などを預ける方もいます。
貴重品をラウンドバッグなどに入れて
常にそばにおいておけるようでしたら
預ける必要はありません。

貴重品ロッカーの使い方は
ゴルフ場によって違いますので
もし、わからなければスタッフさんに
遠慮なく聞くことをおススメします。

ロッカールームへ

ロッカールームへ入ったら
カードホルダーの番号と同じ番号のロッカーを探してください。
それが、あなたが今日使うロッカーです。
ロッカーに入っているのは
ハンガー、スリッパが基本的ですが
最近は新型コロナ感染予防の観点から
プレー後にお風呂場で使う
バスタオルやタオルも入っている場合もあります。
ゴルフウエアに着替え
ゴルフシューズに履き替えたら
ラウンドへ出る準備をしましょう。

ロッカーを出る前の準備

ラウンドバッグにプレー時に必要な物を入れる

ラウンド中に使用する物を持って行くための
「ラウンドバッグ」に必要な物を入れておきます。

【必要な物】
① ボール
② グローブ
③ ティーペグ
以上3点はキャディバッグに入れている場合は不要。
④ タオルハンカチ
⑤ ティッシュ
⑥ 日焼け止め
⑦ お化粧直しの道具
お昼の休憩が短い場合は
ロッカーに戻る時間がないかもしれません。
化粧直し用にパウダーとリップスティックだけでも
カートバッグに入れておくと安心です。
ただし、気温が高い時は通常のリップスティックだと溶けてしまいますので
クレヨンタイプの色付きリップバームや
リキッドタイプがおススメです。
⑧ 飲み物
マイボトルを持っている方や
事前に飲み物のペットボトルを買っている方は
忘れずに持っていきましょう
ゴルフ場でも売っていますがコンビニで買うよりも高価なことが多いです。
⑨ 小銭
最近はコース途中の飲み物は
自動販売機で購入することが増えてきました。
到着時に小銭が必要か
ゴルフ場の方に確認するか、
念のため、持っていくことをおすすめします。
⑩ 貴重品
貴重品ロッカーに入れていない場合は
ラウンドバッグに入れて持って行きましょう。
ロッカーにも鍵がついていますが
うっかり鍵をかけ忘れることもありますので
バッグに入れて手元に置いておくのが安心です。
ロッカー内の荷物が盗難にあった場合でも
ゴルフ場は責任をとってはくれません。
⑪ その他
携帯電話、眼鏡、サングラス等必要なものを持っていきます。

トイレをすませる

プレーをスタートしてしまうとコース内では
1時間くらいはトイレがありません。
万が一に備えて
必ず、トイレには行っておきましょう。

日焼け止めを塗る

トイレに行った時に
洗面所で日焼け止めを塗っておきましょう。
手のひらに液が残っていると
スイングしたときにクラブが滑りますので
よく洗っておきましょう。

帽子(バイザー、キャップ)をかぶる

トイレで鏡を見ながら帽子をかぶりましょう。
クラブハウス内では帽子はかぶらない方がよいので
レストランなどで朝食を食べる場合は
それが済んでからかぶってください。
女性の方で普段バイザーやキャップをかぶらない方は
自宅でかわいく見えるかぶり方を研究しておくといいでしょう。
前髪をどうしたらいいかとか結構悩みますよ。

飲み物を買う

飲み物を持参していない方は
スタート前に買っておきましょう。
自動販売機、ショップのカウンター、
スタートエリアにあるマスター室など
ゴルフ場によって販売している場所が違います。

自分のキャディバッグを探す

準備が終わったら
まず、スタートエリアに行って自分のキャディバッグを探します。
バッグは、バッグ置き場に
名字の50音順に並んでいることが多いです。
キャディバッグは
既にその日にあなたが使うカートに積んである場合もあります。
50音順のところに自分のバッグがなければ
カートに載っていないか探しましょう。
初めての場合は
どこにあるか、わかりにくいと思います。
そんな時は
ゴルフ場のスタッフに
「〇時〇分OUTスタートの田中ですが
私のキャディバッグはどこにありますか?」と聞いてみてください。
初心者でなくても、
初めていくゴルフ場ではわかりにくい場合もあるので
恥ずかしがらずに聞きましょう。
きっと、親切に教えてくれますよ。

スタート前の練習

時間があれば練習場に行きましょう。
自分のキャディバッグから
練習に必要なクラブを持って練習場に行きましょう。

練習場は、ドライビングレンジ、アプローチ練習場、
バンカー練習場、パッティンググリーンがあります。
すべてのゴルフ場にこの3種類の練習場があるわけではありません。
ほぼ必ずあるのは、パッティンググリーンです。

ドライビングレンジは
ゴルフ場によって場所や使い方が違いますので
ゴルフ場スタッフの方に聞いてください。
多くは、マスター室という場所で
ロッカー番号を告げ、サインをしてから
もらったコイン持ってドライビングレンジに行きます。
ドライビングレンジでは
コインを入れて自動ボール排出機で
ボールをかごに出して
打席に持って行き打ちます。

自分のカートを探して、さあ、スタート!

練習が終わったら
スタートエリア(カートが止まっている場所)に戻りましょう。
ティーイングエリアと呼ばれる
プレーをスタートする場所には
10分前に到着するのが望ましいです。
スタートエリアから
最初のホールのティーイングエリアまで
距離のあるゴルフ場もありますので
余裕をもってスタート時間の15分前には
カートの近くにいる方がいいですね。

カートは運転者がアクセルとブレーキを操作する「自走式」と
リモコンで操作する「リモコン式」があります。
はじめてのゴルフ場です。
目上の方と一緒でも
カートの操作は他の方に任せましょう。

ティーイングエリア

ティーイングエリアに着いたら
ボール、予備のボール(2~3個)、ティペグと
グリーンフォークをポケットに入れ
グローブを手にはめて
最初のホールで使うクラブを持って
スタートの準備は完了です。

ボールを打ち始めるティーは
それぞれの飛距離に合わせて
レディースティ、シニアティ、レギュラーティ、
バックティ、チャンピオンティなど種類があります。
女性は通常はレディースティからプレーします。

さあ、プレースタートです

プレーをスタートしたら
前の組に近づきすぎず
離れないようにプレーをするのが基本です。

原則としては
グリーン上の旗から遠い人から順番に打ちますが
安全が確認ができれば
準備ができた人から打つこともできます。

グリーンまで到達したら
パターでボールをカップに入れます。
グリーン上の芝生はデリケートなので
走ったり、靴を引きずったりしないようにしてください。

カップに入れてホールアウトしたら
すばやくカートに乗り込み
次のホールへ向かいます。

ランチタイム

日本でのゴルフプレーのほとんどでは
9ホールが終わったら
ランチ休憩があります。

クラブハウスに戻ってきたら
ラウンドバッグを持って
レストランに向かいましょう。

ランチが終了したら
後半のプレーです。
女性はスタートの前に
トイレに行って
化粧直しもしたいですから
同伴者の方々にことわって
少し早めに席を立ちましょう。

後半9ホールのプレー

後半もスタート時間の10分前に
最初のホールのティーイングエリアに着き
プレーを開始します。
プレー中は前半同様
進行に注意してプレーをしましょう。

クラブハウスへ

18ホールが終了したら
クラブハウスに戻ります。
到着したら
まず、自分のキャディバッグにある
ゴルフクラブの本数を確認してください。
確認ができたらサインをして
キャディバッグの引換券を受け取って
クラブハウス内に入ります。
この引換券は帰るときに必要なので
なくさないように気をつけましょう。

ここで、ロッカールームに戻る前に
同伴者にこの後の予定を聞いてください。
着替えた後にレストランで
何か飲み物を飲もうということになるかもしれませんし、
そのまますぐに帰るという場合もあります。
また、汗をかいていないから
お風呂やシャワーは使わずに帰ろうということになるかもしれません。
特に関東エリアでは
帰りに道路渋滞に巻き込まれることも多いので
同伴者、特に運転してくれた人の意見は尊重しましょう。

どちらにしても
女性は男性より身支度に時間がかかるのは
男性と一緒の場合は特に
急いで帰り支度をしましょう。
ロッカーにタオルが入っている場合は
忘れずにお風呂場に持って行きましょう。

精算をして帰宅の途に

お風呂に入って
着替えがすんだら
プレーフィーなどを精算して帰宅します。
もし、着替えた後に
レストランで飲み物を飲んだり、
食事をしたりする場合は
その利用分も一緒に支払わなければいけませんので
支払いはその後にしましょう。

支払いの仕方は
フロントカウンターでの支払いと
自動精算機での支払いの2種類あります。

フロントカウンター

フロントカウンターでの支払いは
ホテルなどと似ています。

ロッカー番号が書いてあるスコアカードホルダーを
フロントのスタッフに手渡すと
当日の利用金額を教えてくれますので
確認してから支払いをしましょう。
クレジットカード、現金の他に
LINE payやPayPayなどの
QRコード決済に対応しているゴルフ場もあります。

自動精算機

ここ数年で
導入するゴルフ場が増えてきたのが自動精算機です。
人件費の削減がもともとの目的でしたが
新型コロナウィルスが広がってからは
対面での応対が避けられるので
一層、導入に拍車がかかっているようです。

自動精算機を使うには
まず、スコアカードホルダーを
読み取り部にかざします。
バーコードがついている場合は
それを読み込ませます。

後は画面の指示に従って
支払いをしてください。

支払いが終わったら
自動精算機の横にある
スコアホルダー回収ボックスに
スコアホルダーを入れて終了です。

帰宅の途に

支払いが済んだら
キャディバッグをピックアップして帰ります。

玄関近くにあるキャディバッグ置き場で
プレーが終了したときに
受け取った番号札を渡して
キャディバッグを受け取ります。

着替えを入れたバッグも忘れずに持って
さあ、帰りましょう!
長い一日だったと思いますので
ご自分で運転される方は
居眠り運転などしないようにお気をつけください。

お疲れ様でした!

まとめ

いかがでしたでしょうか?

ゴルフ場での一日の流れを簡単にまとめると…

到着したら玄関でキャディバッグを預ける

→フロントカウンターでチェックインする
(自動チェックイン機の場合もあり)

→ロッカールームで着替える

→練習などをしてからスタートエリアへ

→カートに乗ってスタートホールへ

→前半9ホールプレー

→ランチ

→後半9ホールプレー

→お風呂、着替え

→精算

→帰宅

となります。

最初は戸惑うことも多いと思いますので
同伴者の方やゴルフ場の方に確認しながら
楽しく一日を過ごしてください。